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スフェロイド作製技術
増粘剤として食品添加物に使われているメチルセルロースを3%の濃度で培養液に溶かすと,
水飴状の非常に高粘性な培地となります
ここに通常の培地に細胞を懸濁した懸濁液を吐出すると、メチルセルロースが通常の培地を吸収しながら膨潤します
その結果、懸濁されていた細胞が凝集し、スフェロイドが形成されます
また、この懸濁液の中に高分子、例えばECM(コラーゲン、マトリゲル)やアルギン酸ゲルビーズなどを加える事により
一般法(Uボトム、ハンギングドロップ法)では作製が困難である高分子と細胞が均一に分散されたスフェロイドが作製できます
メチルセルロース(MC)法
スフェロイド作製例(使用細胞例)
スフェロイド作製例(構造例)
Random(ランダム) 2種類以上の細胞を凝集
Core-Shell(コアシェル) スフェロイド上に別細胞をコーティング
Network(ネットワーク) 自己組織化する細胞を用いネットワーク化
Nested(入れ子) 複数の小さなスフェロイドを包み込んだ構造
µChannel(流路) ゲルビーズを入れスフェロイドを作製後、ゲル消化酵素で処理し空洞形成
ECM-Filled(ECM充填) ECMをスフェロイド内に均一に充填
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