
代表取締役メッセージ
誰もが健康で、病気や飢餓とは無縁の社会
私たちの技術で、少しでもその社会の実現に貢献する事はできないだろうか?
エコセルは、その理念からスタートした会社になります
私たちは、3次元細胞凝集体を構築する技術を更に進化させ、「再生医療」「創薬」「食品」分野の発展に寄与することで、
上記の理念の達成を目指しています
例えば、「再生医療」のカテゴリーの1つに、細胞治療があります
その中で細胞そのものを投与する細胞移植がありますが、細胞製造に関するコスト面の課題は大きく、
移植が広く普及しない原因の一つになっています
そこで、私たちは細胞をスフェロイド形状とし、投与後の生存率や組織への生着率を改善することで、
移植効率を向上させ、貴重な細胞の使用量を削減できるのではと考えます
また、3次元で細胞凝集体を構築し培養することで、一般的な平面での培養よりも体内に近い環境を得られると考えられています
現在、「創薬」の開発において、薬物の安全性試験や効能評価などで動物実験を行っていますが、
3次元細胞培養は動物実験の代替法になる事が期待されています
私たちは、メチルセルロース法を用い、より生理学的に生体に近い3次元細胞凝集体を作製することで、
動物実験の削減や創薬開発コストの低減に貢献できると考えています
最後に「食品」ですが、SDGsの目標で食料に関連する内容があります
一説によれば、世界の7億人が食料不安に苦しみ、また食料生産は生息環境や生物多様性が失われると言われています
この状況を改善するために直ぐにできることとして、例えば、肉の摂取量を少なくすることなどが提言されています
その課題解決の取組みとして、昨今、多くの研究チームにおいて、動物から細胞を採取し培養肉を作る試みがされています
そこで、私たちも私たちなりのアプローチとして、3次元細胞凝集体をベースに効率の良い培養肉製造ができないか?
と探索をし始めています
私たちは大きな会社ではありません、また、潤沢なリソースがあるわけでもありません
ですが、できることを一つ一つやっていく事で私たちの理念である
誰もが健康で、病気や飢餓とは無縁の社会の実現に近づけると考えています
代表取締役 渡辺吉彦
会社概要
法人名 エコセル株式会社(Ecocell Co., Ltd)
代表者名 渡辺 吉彦
設立 2022年7月
事業内容 多細胞構造体に関するコンサルティングおよび製造、販売
取引銀行 横浜銀行 金沢支店
所在地 横浜市金沢区瀬戸22ー2 横浜市立大学内
その他 横浜市立大学発ベンチャー